ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

2023-01-01から1年間の記事一覧

生きものたちの「かわいくない」世界 動物行動学で読み解く、進化と性淘汰

「ジャケ買い」だった1冊。 タイトルも面白いし、絵も可愛らしい。 読んでみたら、中身も面白かったです。 「生きものたちの「かわいくない」世界 動物行動学で読み解く、進化と性淘汰」(ヴィンチェンツォ・ヴェヌート 著、安野亜矢子 訳、ハーパーコリンズ…

復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼

ポッドキャスト番組「ゆる言語学ラジオ」を配信しているおふたりによる著書。 「復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼」(水野 太貴・堀元 見 共著) 「ゆる言語学ラジオ」は、"言語オタク"・水野さんと、聞き手としての自称"…

ナインティナインの上京物語

「ここみち書店」でポッドキャスト配信をしている人の本を集めてみよう...、と探していて、出会った1冊*。 「ナインティナインの上京物語」(黒澤裕美 著、2012年10月初版、大和書房) *ニッポン放送の「ナインティナインのオールナイトニッポン」が、Spotif…

会議でスマートに見せる100の方法

何度読んでも笑ってしまう本。 「会議でスマートに見せる100の方法」(サラ・クーパー 著、ビジネスあるある研究会 訳、早川書房、2016年12月初版 / 原題:100 Tricks to Appear Smart in Meetings, Sarah Cooper) 毎週配信しているポッドキャスト番組「独…

平成初期生まれは人間関係がしんどい

人気ポッドキャスター「ゆとりフリーター」さんの本。 「平成初期生まれは人間関係がしんどい」(ゆとりフリーター 著&イラスト、ワニブックス、2023年4月初版) 本書について ゆとりフリーターさんは、1995年生まれのゆとり世代。 高校卒業後、フリーター…

Dance with the Issue 電力とわたしたちのダイアローグ

とっても上映期間の短い映画、けれども、ぜひとも皆さんに見てほしい映画。 ということで、大慌てでブログアップします。 東京では、11月23日(木・祝)まで @ 下北沢 シモキタ エキマエ シネマ K2) 延長されるといいですが。 「Dance with the Issue 電力…

歴史思考

めちゃめちゃ面白いです。 あっという間に読めて、しかも、生きるのがラクになる。 そして、これからの時代にとても必要なことを言ってくれている。 「世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考」(深井龍之介 著、ダイヤモンド社、2022年3月…

駄言辞典

オジサマたち、ご一読いただきたい。 私たち女性は、あなた方がポロッと吐く言葉を、にこやかな笑顔と共に笑い流していますが、内心こう感じているんですよ、ということを。 まさか、公の場で「は?」「その一言が余計なんだよ」とは言えない。 いちいち反応…

自分の小さな「鳥カゴ」から飛び立ちなさい

INSEAD(フランスとシンガポールにキャンパスのあるビジネススクール)の先輩の著書です。 会社員時代に読み、当時、タイトルからして、ぐさっと刺さりました。 「自分の小さな「鳥カゴ」から飛び立ちなさい 京大キャリア教室で教えるこれからの働き方」(河…

LEAN IN(リーン・イン)女性、仕事、リーダーへの意欲

すべての女性におすすめしたい本。 そして、その女性たちの周りにいる男性たちにも読んでほしい本。 「LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲」(シェリル・サンドバーグ 著、日経新聞出版、2013年初版) 初版から10年。今が読みドキ。 LEAN …

男社会がしんどい

インパクトのある本でした。 漫画だから、絵の力もあって、さらに伝わってくるのかもしれません。 「男社会がしんどい ~痴漢だとか子育てだとか炎上だとか~」(田房永子 著、竹書房、2020年6月初版) ジェンダーについて知りたいと思い、この分野に詳しく…

死の壁

養老さんの壁シリーズ。 「死の壁」(養老孟司 著、新潮新書、2004年4月初版) 「バカの壁」よりもこちらの方が好きでした。壁シリーズとの出会いがこちらが先だったせいかもしれません。 死体を人として扱う、という養老さんの考えに触れて、死体をどういう…

その英語、本当にあってる? ネイティブならこう答えます

大好きな3人組 Kevin's English Room(KER)の本。 全部YouTubeで見ようと思えば見れるのに、応援の気持ちで、本も買ってしまいました。 「その英語、本当にあってる? ネイティブならこう答えます」(Kevin's English Room、KADOKAWA、2021年3月初版) イ…

バカの壁

夏の滞在先に置いてあった「死の壁」を読んで、とてもよく、「あ、やっぱりこれも読まないとな」と思い、養老さんの壁シリーズの最初の本に戻ってきました。 いつかは読もうと思いながら、機会を逃していた一冊。 「バカの壁」(養老孟司 著、2003年4月初版…

さよなら、男社会

この初夏くらいから、尹雄大(ゆん・うんで)さんの本にハマっています。 困るのは、かなり食いついて読むのに、最後の方は、読み終わりたくなくて、すごくゆっくりになってしまうこと。 さらには、一冊一冊、感じることや考えさせられることが多くて、まと…

家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

6月、下北沢の本屋B&Bで、稲垣えみ子さんと浜田敬子さんの対談があるというので、そのオンライン配信に申し込みまして、合わせて買った稲垣さんの最新著書。 「家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択」(稲垣えみ子 著、マガジンハウス、2023年6…

図解 いちばんやさしく丁寧に書いた インボイスと消費税

個人事業主が大変なことの一つは、提供する商品とかサービスだけやってればいいわけではなく、請求書発行から領収書発行、確定申告まで、全部自分でやらなくてはいけないこと。もしくは、それをやってくれる人を自分で見つけてこなくてはいけないこと。 もう…

ハマトンの知的生活のすすめ

活字中毒の私は、ちょっとした空き時間も、何か読めるものを欲してしまいます。 そういう時にぴったりな類の本。 「ハマトンの知的生活のすすめ エッセンシャル版」(P.G.ハマトン 著、三輪裕範 編訳、2022年8月初版、ディスカバー・トゥエンティワン) 英国…

翻訳できない世界のことば

先日、滞在していた穂高養生園の「木と人カフェ」に置いてあり、読みました。 「翻訳できない世界のことば」(エラ・フランシス・サンダース 作、前田まゆみ 訳、2016年4月諸藩、創元社) (原題「LOST IN TRANSLATION」 Ella Frances Snaders, 2014) 外国…

君たちはどう生きるか

超ロングセラー。 宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」を観てきたら興味が湧いて、読んでみました。 ちなみに、映画のストーリーと、本書のストーリーは全く異なります。 「君たちはどう生きるか」(吉野源三郎 著、岩波文庫) 感想をただ一言で言えば…

葉っぱのフレディ

先日滞在した穂高養生園に置いてあり、久しぶりに読みました。 「葉っぱのフレディ―いのちの旅」(レオ・パスカーリア 作、1998年、童話屋) (原題:The Fall of Freddie the Leaf:A Story of Life for All Ages, Leo Buscaglia, 1982年) 「いのち」につ…

ナンセンスな問い

タイトルがいいなぁと思って手に取り、本の手触りと、少し立ち読みした感覚で買いました。 「ナンセンスな問い」(友田とん 著、H.A.B(エイチアンドエスカンパニー)、2023年2月初版) 一人で飲みにいく時に持っていくのに最適な一冊。 カウンターで読みな…

計画と無計画のあいだ

誰かに教えてもらい、タイトルが「まるで私のことみたい」と思ってしばらく前に買っていた本。 約4年前、フリーランスとして独立すると決めただけでも無計画はなはだしいのに、最近それを超える無謀さで本屋を始めた今が、ちょうど読み時だった気がします。 …

窓ぎわのトットちゃん

昔から大好きな1冊。読書録に追加したくて、再読しました。 「窓ぎわのトットちゃん」(黒柳徹子 著、1981年3月初版、講談社) トットちゃんは、黒柳徹子さんご自身。黒柳さんが47歳頃の著作。 いわさきちひろさんの絵もぴったりはまって、愛らしく、あたた…

運命はこうして変えなさい 賢女の極意120

林真理子さんが週刊文春で34年間やってこられた連載エッセイから120の言葉を選び出してまとめた文庫本。 女、恋愛・結婚、男、生きること、家庭、仕事、食べること、オシャレについての8項目について、林真理子先生節が全開。 「運命はこうして変えなさい …

きんぎょが にげた

母が、介護施設に入っている彼女の母(私の祖母)に贈る本として買ってきたもの。 たまたま、先日行った、こども本の森 中之島 でも見つけていて、でも時間切れで開けなかったので、これはちょうど良いと思って、送る前に読ませてもらいました。 「きんぎょ…

大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした

タイトルと表紙の絵に惹かれて買いました。 「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」(クルベウ 著、藤田麗子 訳、福田利之 絵、ダイヤモンド社、2021年4月初版) 著者は、韓国の人気作家さんとのこと。 日本も韓国も、良くも悪くもとても頑張ってしまう社…

ドキドキしちゃう 岡本太郎の"書"

ポッドキャスト「独立後のリアル」の相方・はっしーが、大阪万博記念公園の「太陽の塔」に行ったお土産にくれた本です。 私が岡本太郎さんファンだと思い出して買ってきてくれました。 「ドキドキしちゃう - 岡本太郎の"書”」(2010年2月 初版、平野暁臣(岡…

どんな いえに すみたい?

こども本の森 中之島 で読んできた絵本、3冊目。今回の訪問ではここまで。 「どんないえにすみたい?」(文:ジョージ・メンドーサ、絵:ドリス・スーザン・スミス) 主人公のねずみのヘンリエッタは建築家。 いろんな生き物からの依頼を受けて、それぞれに…

まっくろちゃん

こちらも、こども本の森 中之島から。 「まっくろちゃん こいわいさとこ」 猫好きの方は、きっと開いたら虜になります。 アングルと構図が素晴らしい。 猫の動きが素晴らしい。 表情が素晴らしい。 とてもいきいき、まっくろちゃんの世界が見えてくる。 文字…