ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

芸術

音楽は自由にする

面白かったです。とっても。 人生を綴った本に対する感想として適切な表現なのかどうかはわかりませんが。 学生の頃にこういう本を読んでいたかった。 「音楽は自由にする」(坂本龍一 著、新潮文庫、2023年5月初版(2009年に新潮社より刊行された本の文庫版…

コシノジュンコ 56の大丈夫

生き方・在り方が大好きなデザイナー、コシノジュンコさんの著書。 「コシノジュンコ 56の大丈夫: 失敗も逆境も力に変える、パワフルウーマン語録」(コシノジュンコ 著、2021年2月初版、世界文化社) コロナ禍真っ最中に書かれた本。 コシノジュンコさんの…

Dance with the Issue 電力とわたしたちのダイアローグ

とっても上映期間の短い映画、けれども、ぜひとも皆さんに見てほしい映画。 ということで、大慌てでブログアップします。 東京では、11月23日(木・祝)まで @ 下北沢 シモキタ エキマエ シネマ K2) 延長されるといいですが。 「Dance with the Issue 電力…

ドキドキしちゃう 岡本太郎の"書"

ポッドキャスト「独立後のリアル」の相方・はっしーが、大阪万博記念公園の「太陽の塔」に行ったお土産にくれた本です。 私が岡本太郎さんファンだと思い出して買ってきてくれました。 「ドキドキしちゃう - 岡本太郎の"書”」(2010年2月 初版、平野暁臣(岡…

人と魚の不思議な関係

ANA機内誌「翼の王国」に2009年〜2014年に連載された「人との魚の不思議な関係」全67作品を収録した本。 「人と魚の不思議な関係」(ボルメランジェ・エチアン 著・画、小林朱美子 訳、文芸社、2022年8月初版) エチアンさんは、INSEADの先輩・小林朱美子さ…

蜷川実花展「瞬く光の庭」

読書録、ときどき、鑑賞録。 先日、蜷川実花さんの写真展「瞬く光の庭」@東京都庭園美術館(目黒)に行ってきました。 いい意味で予想を裏切られました。 蜷川実花さんといえば、これまでしっかり作品を見たことはないのですが、勝手に、かなり強烈な色彩と…

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 〜お化けたちはこうして生まれた〜

読書録、ときどき、鑑賞録。 行ってきました。 水木しげるさん生誕100周年記念の展示会(ご本人は、2015年に93歳で亡くなられています) @ 六本木ヒルズ 東京シティビュー 水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 〜お化けたちはこうして生まれた〜 怖いものは、大変苦…

私の履歴書 コシノ ジュンコさん(日本経済新聞 2019年8月)

先日、マツコ会議にコシノ・ジュンコさんが出演されていて、大好きなお二人による贅沢すぎる対談を楽しみました。 で、以前、母が私のために切り取っておいてくれたジュンコさんの「私の履歴書」の連載を、引っ張り出して読み直してみました。 2019年8月の連…

90歳セツの新聞ちぎり絵

何がきっかけで見つけたかわかりませんが、いつからか、ツイッターで木村セツさんの新聞ちぎり絵をフォローしています。ちぎり絵展を開催中というツイートが流れてきて、それは行かなくちゃ!と急遽行ってきました。場所は表参道の山陽堂書店さん。そして出…

悪女入門 ファム・ファタル恋愛論

今年「最強の女」を読んでから、すっかり鹿島茂さんのファンになってしまい、 もっと鹿島さんの本を読んでみよう、ということで読んだ1冊。 「悪女入門 ファム・ファタル恋愛論」(鹿島茂 氏 著、2003年6月初版、講談社現代新書) 雑誌FRaUに2002年3月〜2003…

ニッポンを解剖する!京都図鑑

今月、京都に10日間滞在していました。 「京都に長めに滞在してみたい」という、それ以上に説明できない気持ちだけで。 結果的に、懐かしい方から初めましての方まで、いろんな方々とお会いすることができて、 行ってみたかった場所や、現地で教えてもらって…

私の履歴書 山本耀司さん(日経新聞2021年9月)

先月の「私の履歴書」、ファッションデザイナーの山本耀司(ヨウジヤマモト)さんお話、面白かったです。 人生をご本人の言葉で聴ける(読める)のは、単に略歴を知るのとは全然違う刺激を頂きます。 世の中をぶち壊していく。 それをリアルに体現してらっし…

横尾忠則対談集 芸術ウソつかない

今、東京都現代美術館で横尾忠則さんの展覧会(GENKYO横尾忠則)をやっているんだよねと思い、10年ぶりぐらいに再読。 人から借りた本がそのまま自分の本棚に収まってしまうという、よくある(?)例。(なので私も、人に本を貸す時はそのまま返ってこないか…

ニーチェ 運命を味方にする力 「ツァラトゥストラかく語りき」を読む

難解そうだと思って、いつかいつかと思いながら、手が出せない本が沢山あります。 ニーチェの「ツァラトゥストラ」もその1冊。 先日読んだ「最強の女」にニーチェとフロイト、リルケを虜にしたルー・ザロメという女性が登場していて、ニーチェの人物像も感…

自分の中に毒を持て

何でまだ読んでいなかったんだろう、と思うような出会い。 自分にとってのバイブルに1冊追加です。 自分の中に毒を持て<新装版>(岡本太郎氏 著、2017年12月初版、青春出版社、1993年に出版された文庫の新装版) 冒頭から飛び込んでくるこの文章。 この始ま…

壁を破る言葉

仲間とのリトリートで宿泊した旅館に置いてあり、対話の合間に読んできました。 「壁を破る言葉」(岡本太郎氏 著、イースト・プレス、2005年4月初版) この方の言葉に、余計な説明など、不要と思います。 まっさらな目をもて!そして目的を捨てろ!(p.14)…