ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知

父親が古本屋に出してしまう予定の本の山の中から見つけて読んでみた本。

パラパラっとめくってみるだけのつもりだったのですが、古今東西、いろんな賢人の言葉が引用されていて、予想以上に付箋がつきました。

3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉」(ロビン・シャーマ著、北澤和彦 訳、2009年11月文庫本初版、2006年2月単行本初版、海竜社、原題:Who will cry when you die?)

 

3週間続ければ一生が変わる〈ポケット版〉

 

確かに、全部を3週間続けられたら一生は変わると思います。

とはいえ、全部を一度にやろうとしても無理で。

101の英知の中に、一つでも自分に刺さるものがあれば、そこからやってみるのが良いのかなと。

すると少しずつ人生も変わるかもしれません。

ちなみに、コーチの人たちが読むと、比喩や語彙力が増えそうです。

 

以下は私の備忘録。

また、本書で紹介されている本も、下にリンクを貼っておきました。

 

たいていの場合、私たちは目の前に理想的な道があらわれるのを待って日々過ごしています。道は待つことではなく、歩くことによってできる、という事実を忘れているのです。(p.21)

 

「はじめは人が習慣をつくり、それから習慣が人をつくる」(ジョン・ドライデン、イギリスの詩人、p.24)

 

「困難だから、やろうとしないのではない。やろうとしないから、困難なのだ」(セネカ、哲学者、p.28)

 

「はっきりした計画は、選択という苦痛から解放してくれる。」(ソール・ベロー、小説家、p.33)

 

「長いあいだ岸を見失う勇気がなければ、新しい大陸を発見することはできない」(アンドレ・ジード、小説家、p.38)

 

「世の中にあって、世の中の意見に生きるのはたやすい。ひとりのとき、自分の意見に生きるのはたやすい。だが、偉大な人間とは、群衆のなかにあって、みごとに孤高を保てる人物である」(エマソン、哲学者、p.41)

 

「...あなたの心のなかの未解決のものすべてに対して、忍耐づよくなってください。(中略)いますぐ答えを探さないでください。あなたはまだ答えをみずから生きていないのですから、いま、答えを与えられることはありません。すべてを経験することが大切なのです。いまは、問いを生きる必要があります。そうすれば遠いいつの日か、徐々に、知らず知らず、答えを経験している自分に気づくことでしょう」(ライナー・マリア・リルケ、詩人、p.45-46)

 

「神よ、変えられないものを受け入れる平静を、変えるべきものを変える勇気を、そして、それらを見分ける英知を与えたまえ」(ラインホルト・ニーバー、プロテスタント神学者、『平静の祈り』、p.47)

 

「汝、おだやかなる人生を送りたければ、仕事を減らすべし」(マルクス・アウレリウス、ローマ時代の哲学者、p.67)

 

「まったくするべきではないことを能率的にする。これほどむだなことはない」(ピーター・ドラッカー、p.67)

 

「ある男の歩調が仲間の補聴と合わないのだとすれば、それは他の太鼓の音を聞いているからだろう。人は自分に聞こえてくる音楽に合わせてすすめばいいのだ。それがどんな旋律でも、いかに遠くから聞こえてこようと」(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー、p.82)

 

「わたしは多くの問題を抱えていたが、実際に起きたのはその一部だった」(マーク・トゥエイン、作家、p.84)

 

「問題をきちんと述べられれば、半分は解決したようなものだ」(チャールズ・ケタリング、発明家、p.92)

 

「なにかをすることを学ぶとき、われわれは実際にそれをすることで学ぶ。たとえば、人は建てることで建設者になり、ハープを奏でることでハープ奏者となる。おなじように、われわれは正しい行為をすることによって正しい人間になり、みずからを律することによって自制心が身につき、勇気ある行動をとることによって勇敢になる」(アリストテレス、p.105)

 

「未来に対する真の寛大さは、現存するものにすべてを与えることにある」(アルベール・カミュ、p.113)

 

「人生の悲劇は死ではなく、生あるうちに自分のなかでなにかが死に絶えることです」(ノーマン・カズンズ、ジャーナリスト、p.118)

 

「生活の技の達人は、仕事と遊び、労働と余暇、情報とリクリエーション、心と体、人生と宗教を、あまりはっきり区別していない。ほとんど区別がつかないのだ。なにをするにせよ、彼はすばらしいビジョンを追いかけているだけで、仕事をしてるのか遊んでいるのかの判断は他人にまかせている。本人にしてみれば、いつも両方をしているのだ。(ジェイムズ・ミッチェナー、小説家、p.123)

 

「話すのはできるかぎり少なくしましょう。説教して聞かせても、それは人と触れ合う場にはなりません。だったら、なにをすればいいのでしょう? ほうきを手にもって、だれかの家をきれいにしてあげてごらんなさい。そのほうがずっと雄弁なのですから」(マザー・テレサ、p.148)

 

「天才は1%のインスピレーションと99%の努力(パースピレーション)である」(トマス・エディソン、発明家、p.154)

 

「わたしたちはしあわせだから笑うのではない。笑うからしあわせなのだ」(ウィリアム・ジェイムズ、心理学者、p.170)

 

#60  沈黙の誓いをたてる
(中略)
多くの人はしゃべりすぎています。正確に、必要なことだけを伝えるのではなく、延々と話してしまいがちです。それ自体が、自制のなさを物語っています。自制とは、必要なことを正確に話し、必要以上にしゃべらずに、貴重な精神的エネルギーを残すことです。考えぬいた、正確なスピーチは、明晰な思考と落ち着いた心をもっている証にもなります。(p.177-178)

 

一日のなかでだれかをにっこり笑わせたり、知らない人の雰囲気を明るくすることができれば、あなたの一日は価値あるものになるでしょう。わかりやすくいえば、この地球に住まわせてもらっている以上、思いやりというのは払わなければならない地代なのです。(p.219)

 

「わたしたちは偉大なことはできません。偉大な愛で小さなことをするだけです」(マザー・テレサ、p.221)

 

#79  相手を理解し、大切にし、尊敬する(p.223)
(中略)
*相手の話をさえぎりたい誘惑を抑えてください。その前にひと息入れ、相手の話している中身にもっと注意を払いましょう。
(中略)
*相手が要点を述べたあとで、すぐにあなたの意見をいうのではなく、いま聞いたことをじっくり反芻してください。たとえば、「念のためにお聞きしますが、......ということでよろしいですか?」と、誠意をもって聞けば、日々の生活で出会う人びとともっと親しくなれるでしょう。

 

#100  今日を最期の日のように生きる
「わたしは心ゆくまで生きた、わたしは心ゆくまで生きた、わたしは心ゆくまで生きた」(インドの昔のある国王の朝のルーティン。毎朝、音楽と花を備えて自分の葬儀をする。p.277)

 

#101 自分の人生に目標をかかげる
みずからが偉大と認める目的のために自分自身が使われること、それこそが人生の真の喜びである。世界は自分をしあわせにする努力をおこたっていると不平をいう、病的な熱に浮かれた自己中心的な愚か者になるのではなく、自然のなかの真の力にならなければならない。わたしは、自分の人生は社会全体のものであると考えている。そして、わたしが生きているかぎり、できるだけのことをするのはわたしの特権である。
 わたしは完全に使いはたされて死にたい。働けば働くほど、生きていると実感できるのだから。わたしは人生そのものを楽しむ。わたしにとって、人生ははかないロウソクのようなものではない。むしろ、ほんの一瞬だけかかげていなければならない大きなたいまつであり、わたしはその火をできるかぎり明るく燃やしつづけて、つぎの世代に手わたすのだ。(ジョージ・バーナード・ショー、p.282)

 

その他、覚えておきたい項目

#28  弱点を自覚する(p.94)

#29  ”理想の隣人リスト”をつくる(p.97)

#30  自分専用の"理事会"を招集する(p.100)

#40  いちばんなりたい人物のようにふるまう(p.129)

#58  体という寺院を大切にする(p.172)

#61  鳴った電話のすべてには出ない(p.179)

#62  魂のためのリクリエーションを大切にする(p.181)

#63  人を許して重荷をおろす(p.183)

#64  思考に向く環境をととのえる(p.185)

 

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