ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

歴史

彼女たちの部屋

お仕事で知り合った方からお薦めいただいて読みました。多分、自分の感性だけでは出会わなかった本。感情を揺さぶられる本でした。 「彼女たちの部屋」(レティシア・コロンバニ著、齋藤可津子 訳、早川書房、2020年6月初版) フランス・パリに実在する困窮…

総員玉砕せよ!

先日の水木しげるさんの展示会で見て読みたいなと思った本(漫画)。 「総員玉砕せよ! 新装完全版」(水木しげる 著、講談社文庫、2022年7月初版) 1995年に出たものに、構想ノートなどの写真を掲載した新装版が今年出ています。 妖怪漫画、妖怪絵師として…

近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本

たいへん面白かったです。 近江八幡のたねや創業家10代目の方の本。 和菓子の「たねや」、洋菓子の「CLUB HARIE」の社長、と言った方が話がはやいかもしれない。 「近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本」(山本昌仁 著、講談社現代新書、2018年8月初…

神田村通信

この週末は、仏文学者・鹿島茂さんによるガイドでの神保町街歩きツアーに参加してきました。 Passage(パサージュ)という、鹿島茂さんがプロデュースされている新しい本屋さんのクラウドファンディングに参加した返礼の企画です。 大好きな街を、尊敬する先…

23分間の奇跡(The Chirldren's Story... but not just for children)

なんとも気味の悪い本でした。読後も気持ち悪さが残ります。 「23分間の奇跡」(原題:The Children's Story... but not just for children、ジェームズ・クラベル氏 著、青島幸男氏 訳、集英社 1983年9月初版) 実家の本棚で、すぐに読み終わりそうなものを…

福翁自伝

今年、一番読んでよかった本です。 「福翁自伝」(福澤諭吉 氏 著、富田正文 氏 校注) 福澤諭吉先生、66歳の時に著した自伝。その2年後の1901年没。享年68歳。 慶應義塾大学の新入生には、もれなく、入学記念として福翁自伝が贈られます。 私もその一人。 …

ニッポンを解剖する!京都図鑑

今月、京都に10日間滞在していました。 「京都に長めに滞在してみたい」という、それ以上に説明できない気持ちだけで。 結果的に、懐かしい方から初めましての方まで、いろんな方々とお会いすることができて、 行ってみたかった場所や、現地で教えてもらって…

最強の女 ニーチェ、サン=テグジュぺリ、ダリ・・・天才たちを虜にした5人の女神(ミューズ)

面白すぎました。 先日、bunkamuraで開催されていたマン・レイ展に行った際、館内のミュージアム・ショップで出会った本です。 「最強の女 ニーチェ、サン=テグジュぺリ、ダリ・・・天才たちを虜にした5人の女神(ミューズ)」(鹿島茂 氏 著、祥伝社、2017年1…

ア・ピース・オブ・警句

もらった本です。 最近、自分の普段の趣味からは外れたところの本も読んでみたりしています。 読んでみたら、面白い。時々、声に出して笑ってしまう。 そして、日本の今に、愕然とする。 ワーク・シフトを読んだ後に読むと、その世界観の落差に、更に愕然と…

スティーブ・ジョブズ I・II (2)天才の生まれるところ

スティーブ・ジョブズ I・IIの読書録、続きです。 前半(1)は、ジョブズの仕事スタイルを中心に感じたことを書きました。 後半は、ジョブズの人となりや、奇才はどんなところに現れるのかというところに焦点を移したいと思います。 テクノロジーとリベラル…

スティーブ・ジョブズ I・II (1)ジョブズの仕事スタイル

こんなに面白いなら、もっと早く読めばよかったです! 「スティーブ・ジョブズ I・II」(ウォルター・アイザックソン氏著、井口耕二氏訳、講談社、2012年11月初版) 今更ながらに読みました。既にティム・クックの本も既に出ているというのに。 ジョブズとい…

ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門ー豊かな人生の技法ー(読了前)

たいへん久しぶりの更新です。ちょっと慌ただしくしておりました。 既に遠い過去のような気もしますが、平成と令和をまたぐゴールデンウィークで、10日間のヴィパッサナー瞑想に行ってきました。期間中、新月あり、雷あり。 こちらの本はその瞑想法について…

すごい博物画 歴史を作った大航海時代のアーティストたち

久しぶりに図書館に行って、展示されていて目に止まった本。 「すごい博物画 歴史を作った大航海時代のアーティストたち」 (David Attenborough, Susan Owens, Martin Clayton, Rea Alexandratos共著、グラフィック社、2017年9月初版、もともとは英国Royal …

FACTFULNESS(ファクトフルネス)

今すぐ、全人類に読んでほしい本です。 昨年、仕事で知り合った某外資系資源会社の上層部の方から、「今年一番面白かった本」と教えてもらっていた本。英語で読むと時間かかるしなぁ・・・とAmazonポチするのを渋り続けていたところ、待望の翻訳版です。しか…

うみやまあひだ

久しぶりに、映画の鑑賞録。 「うみやまあひだ 伊勢神宮の森から響くメッセージ」(監督:宮澤正明氏) 数年前の映画だそうです。最近時々出かけるNagatacho GRIDのCINEMA NITEで上映会の告知をみて、何となく直感的に観たいと思い、予備知識なく行ってきま…

川は生きている ー自然と人間ー

西日本を中心とする豪雨により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早く日常の生活に戻ることができるようお祈り申し上げます。 こういう災害が起きるたびに、自然の本来の姿、人間の自然とのつきあい方について考えさせられます。そ…

人生をいじくり回してはいけない

久しぶりの更新です。書きたいことは溜まる一方。 こんな本から徐々にペースを取り戻していきたいと思います。 人生をいじくり回してはいけない (水木しげる著) たまたまの通りがかりに、タイトルに惹かれて手に取りました。 ゲゲゲの鬼太郎のファンかと言…

息の跡 trace of breath

読書録、ときどき鑑賞録。 本日は映画「息の跡」の鑑賞録。 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で、種苗屋を営む佐藤貞一さんについて記録したドキュメンタリーです。監督・撮影・編集:小森はるかさん。 もともと映画館に通う習慣はない私。昨年の春、…

コーランを知っていますか

いや、知らない。 中東や北アフリカ、インドネシアのイスラム教徒(ムスリム)の方々とも仕事するのに、コーラン(クルアーン)について全く知らない、、、と思い、読みました。 コーランを知っていますか (阿刀田 高氏 著)。もともと平成15年(2003年)に…

ヒトラー演説 熱狂の真実

6月のBrexit、10月のコロンビアの和平合意の国民投票での否決、そして11月のアメリカ大統領選挙。歴史にはターニングポイントがありますが、未来の人が振り返ったら、2016年はきっとその一つになっているのではないかと思います。(コロンビアの和平合意は修…

世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて

1か月くらい前ですが、Brexit、世界各地での暴力、各国の選挙戦、などでどうも気持ちが落ち着かず、思わず本屋に行きました。 いくつか買った本の1冊がこちら(※)。世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて(内田樹(うちだ・たつる)氏、姜尚中(カン・サ…

アフリカ大陸探検史

先日、仕事でアフリカに行くことがあり、この地域の歴史や文化について飛行機で読むのに丁度よさそうな本はないかな、と図書館を歩いていたところ、この本に出会いました。「アフリカ大陸探検史」(アンヌ・ユゴン氏著)。 まずこの本を開いてみて感じるのは…

「仕事に効く教養としての「世界史」」

ブログ2冊目:仕事に効く 教養としての「世界史」 先日、丸善で沢山平積みされていて、つい買ってしまいました。 ライフネット生命保険会長兼CEO出口治明さんの著書です。 出口さんの本を読むのはこれが初めて。Amazonでは低い評点もあるようなのですが、と…