ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

自然

空は父 母は大地 インディアンからの伝言

素晴らしい絵本です。 昨年、穂高養生園の本棚で出会いました。 すべての人に読んでほしい。 特に、土地や地域の開発に関わる人、不動産業界の人、建築業界の人、行政に携わる人、そこに投資する人たちなど、土地や空間に関わる仕事をする人には、ぜひとも読…

カラスの教科書

著者のカラス愛が止まらない、挿絵のカラスのイラストが愛らしすぎる1冊。 とにかくまぁ面白いから読んでみてください。 興味が湧いた方はもちろん、うるさくて迷惑なカラスを何とかしたい!という方も、どちらも楽しみながらカラスについて知ることができま…

パパラギ(児童書版)

以前にも、この読書録で紹介したことのある「パパラギ」。 その児童書版です。 「パパラギ (児童書版)」(岡崎照男 訳、早川世詩男 、2021年7月初版、学研プラス) もともとの「パパラギ」の内容とメッセージはそのままに、 リメイクされて、生き生きとし…

葉っぱのフレディ

先日滞在した穂高養生園に置いてあり、久しぶりに読みました。 「葉っぱのフレディ―いのちの旅」(レオ・パスカーリア 作、1998年、童話屋) (原題:The Fall of Freddie the Leaf:A Story of Life for All Ages, Leo Buscaglia, 1982年) 「いのち」につ…

窓ぎわのトットちゃん

昔から大好きな1冊。読書録に追加したくて、再読しました。 「窓ぎわのトットちゃん」(黒柳徹子 著、1981年3月初版、講談社) トットちゃんは、黒柳徹子さんご自身。黒柳さんが47歳頃の著作。 いわさきちひろさんの絵もぴったりはまって、愛らしく、あたた…

人と魚の不思議な関係

ANA機内誌「翼の王国」に2009年〜2014年に連載された「人との魚の不思議な関係」全67作品を収録した本。 「人と魚の不思議な関係」(ボルメランジェ・エチアン 著・画、小林朱美子 訳、文芸社、2022年8月初版) エチアンさんは、INSEADの先輩・小林朱美子さ…

ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙

初版が出た1995年から、ずっと本棚に置かれっぱなしの本。 多分親が買ってきてくれたのだと思います。 当時、少し読みかけたけれども、あまり入り込めずにそのまま本棚入り。 8月末、コロナに罹って10日間の療養となった際、27年ぶりに手が伸びました。 670…

蜷川実花展「瞬く光の庭」

読書録、ときどき、鑑賞録。 先日、蜷川実花さんの写真展「瞬く光の庭」@東京都庭園美術館(目黒)に行ってきました。 いい意味で予想を裏切られました。 蜷川実花さんといえば、これまでしっかり作品を見たことはないのですが、勝手に、かなり強烈な色彩と…

近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本

たいへん面白かったです。 近江八幡のたねや創業家10代目の方の本。 和菓子の「たねや」、洋菓子の「CLUB HARIE」の社長、と言った方が話がはやいかもしれない。 「近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本」(山本昌仁 著、講談社現代新書、2018年8月初…

人新世の「資本論」

新書大賞2021ということで、だいぶ前に、いつも行く本屋さんで注目棚に置いてあったので買ってありました。ようやく読了。 「人新世の「資本論」」(斎藤幸平 著、2020年9月初版、集英社新書) 私は経済学をがっつり勉強した身ではないので、著者の主張の妥…

すごい博物画 歴史を作った大航海時代のアーティストたち

久しぶりに図書館に行って、展示されていて目に止まった本。 「すごい博物画 歴史を作った大航海時代のアーティストたち」 (David Attenborough, Susan Owens, Martin Clayton, Rea Alexandratos共著、グラフィック社、2017年9月初版、もともとは英国Royal …

うみやまあひだ

久しぶりに、映画の鑑賞録。 「うみやまあひだ 伊勢神宮の森から響くメッセージ」(監督:宮澤正明氏) 数年前の映画だそうです。最近時々出かけるNagatacho GRIDのCINEMA NITEで上映会の告知をみて、何となく直感的に観たいと思い、予備知識なく行ってきま…

川は生きている ー自然と人間ー

西日本を中心とする豪雨により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早く日常の生活に戻ることができるようお祈り申し上げます。 こういう災害が起きるたびに、自然の本来の姿、人間の自然とのつきあい方について考えさせられます。そ…

RETREAT 森と共に、歩む日々。

先日、株式会社森へ が主催する「森のリトリート(ライフ編)」に行ってきました。 リトリート(Retreat)は、直訳すれば、退却、撤退、引きこもる、逃げ込む、といった意味。また、re-treatと読めば、「再び、調える」とも読めます。普段の生活から一歩下が…

幸福の経済学 The Economics of Happiness

年度末から仕事に遊びに趣味にと、慌ただしく過ごしていたら、あっという間にGWも終わり。前回の記事から2ヶ月も空いてしまいました。本は読めども、書く方が追いつかない。取り上げたい本がたまりつつも、映画の記憶が飛ばないうちに今回も観賞録です。 私…

息の跡 trace of breath

読書録、ときどき鑑賞録。 本日は映画「息の跡」の鑑賞録。 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で、種苗屋を営む佐藤貞一さんについて記録したドキュメンタリーです。監督・撮影・編集:小森はるかさん。 もともと映画館に通う習慣はない私。昨年の春、…

人生フルーツ Life is Fruity

読書録、、、ですが、ときどき鑑賞録が混じります。 親から「是非見てくるといい」と紹介されて、「人生フルーツ」という映画を見てきました。 テレビ、ラジオやCasa Brutusなどでも紹介されたりしているせいでしょうか、ポレポレ東中野という100席弱の小さ…

未来への地図 ー新しい一歩を踏み出すあなたにー

横浜の友人の家に行く機会に、「没後20年特別展 星野道夫の旅 ーアラスカの自然と動物、そこで暮らす人々をこよなく愛した写真館の、仕事と心の回顧展ー」@横浜高島屋に行ってきました。 この方の写真は、何度見てもいい。同じ写真であっても見飽きない。い…

パパラギ ーはじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集ー

読書ブログを始めてみて嬉しいのは、記事を読んで下さった方から「この本も面白いよ」と教えてもらえたりすること。まさにこのブログのタイトルどおり「心の向くまま、導かれるまま」読書の幅が広がります。そしてなんと今回は、本をプレゼントして頂きまし…

グランドファーザー(再掲)

同じ本でも、自分の読むときの状態や環境によって、響く場所が違ったりします。何度読んでも味がある、気づきがある、そういう本こそ良書と思います。 一度取り上げたグランドファーザー(トム・ブラウン・ジュニア氏著、飛田妙子氏訳)。そのときは、不安定…

おこりっぽいやま

熊本地震の最初の揺れから早半月。被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、皆様の安全と、1日も早い地震の収束と復旧をお祈り申し上げます。 被災地の様子の報道には心が痛むばかりですが、地震や噴火など、自然災害があると決まってこの本を思…

GO WILD 野生の体を取り戻せ!

職場の後輩から教えてもらった本です。「GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス」(John J. Ratey氏 & Richard Manning氏著) 内容は、タイトルそのまま。一貫して「野生に戻ろう」と訴える内容です。こ…