ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

よりよく生きる

ぼくを探しに

古本屋さんで物色中に、久しぶりに出会いました。 おおー!と嬉しくなって立ち読みさせて頂いて、うーん、なんていい本なんだ、と改めて思いました。 大人になって読み直したい本の仲間入りです。 「新装 ぼくを探しに」(Shel Silverstein(シェル・シルヴ…

夜中の電話 父・井上ひさし 最後の言葉

諸事情あり、最近よく家族会議をしています。そんな中で母が「すぐに読んでほしい」と言った本。 井上ひさしさんが癌の告知を受けた後、ご自身がつくった劇団・こまつ座の引き継ぎ手として任命した三女・井上麻矢さんに対して、毎晩のように電話をかけて話し…

ココ・シャネルの言葉

とても好きな、山口路子さんの「読むことで美しくなる本」シリーズ。 選び出された言葉から、ガブリエル・シャネル(愛称:ココ・シャネル)の人物像が浮かび上がります。 シャネルについて、単なる高いブランドと思っていたら、ココ・シャネルという人物の…

ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門ー豊かな人生の技法ー(読了前)

たいへん久しぶりの更新です。ちょっと慌ただしくしておりました。 既に遠い過去のような気もしますが、平成と令和をまたぐゴールデンウィークで、10日間のヴィパッサナー瞑想に行ってきました。期間中、新月あり、雷あり。 こちらの本はその瞑想法について…

なまけ者のさとり方

ずいぶん前、人間関係でとても傷ついたときにこの本に出会って助けられました。 当時は、この手の精神世界への理解度はおそろしく低かったですが、それでも、この本は響きました。 久しぶりに手に取ってみたら、本当にいい本でした。 今改めて読んでみると、…

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0

私の周りの人たちからは、「は?まだ読んでなかったの?(=まだやってなかったの?)」と言われそうな本。 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0(Tom Rath氏著、古屋博子氏 訳、日本経済新聞出版社、2017年4月初版) ストレ…

FACTFULNESS(ファクトフルネス)

今すぐ、全人類に読んでほしい本です。 昨年、仕事で知り合った某外資系資源会社の上層部の方から、「今年一番面白かった本」と教えてもらっていた本。英語で読むと時間かかるしなぁ・・・とAmazonポチするのを渋り続けていたところ、待望の翻訳版です。しか…

PAD MAN(パッドマン)

読書録じゃなかったのか? と自分で突っ込みたくなりますが、またまた映画鑑賞録。 PAD MAN(邦題:パッドマン -5億人の女性を救った男)。 素晴らしい作品でした。 是非多くの方に届くといいなと思う映画です。 現代のインドで生理ナプキンの普及に奮闘し…

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング

映画鑑賞録再び。 昨年秋頃、機内の先行上映で見て、笑いました。共感しましたし、元気ももらいました。 コーチングの観点からも得るものがありました。 日本でも上映始まったら書こうかなと思っていたら、気づけばもう終わっているところもあるくらいだった…

新インナーゲーム

新年あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 新年の記事は、この年末年始に読んで刺さりすぎた1冊から。 「新インナーゲーム 」(W. Timothy Gallway氏著、後藤新弥氏 訳・構成、2000年7月初版、日刊スポーツ出版社)。 …

本当の仕事

3年ぶりに再読しました。やっぱり良い本だなと思います。 自分は一体何がしたいのだろう。今後のキャリア、どうしよう。 そんなことをぼんやりと思っている方がいらしたら、年末年始にオススメの1冊です。 「本当の仕事 自分に嘘をつかない生き方・働き方 」…

日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

とても好きな本のひとつです。 人にお貸ししたときも、だいたいお気に召されます。 映画化されたのを観に行く前に、久しぶりに読み直しました。 「日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ 」(森下典子氏著、単行本(2002年1月初版、飛鳥新社)で読…

自意識と創り出す思考

こんな方々には、この本が自由をもたらしてくれるかもしれません。 自分の過去や出自などに、良くも悪くも縛られて不自由に感じている人、重荷に感じている人。 「自分はこういう人間のはずだ!」という理想や思いが強くあるのに、実は心の底ではそういう自…

寂しい生活

「電力」という観点から気になっていた本です。 実は以下、8月末に書きためていたものなのですが、読み直している間に9月の北海道胆振東部地震により大規模な停電が起きるという事態になり、投稿を躊躇している間に9月も下旬になってしまいました。被災され…

うみやまあひだ

久しぶりに、映画の鑑賞録。 「うみやまあひだ 伊勢神宮の森から響くメッセージ」(監督:宮澤正明氏) 数年前の映画だそうです。最近時々出かけるNagatacho GRIDのCINEMA NITEで上映会の告知をみて、何となく直感的に観たいと思い、予備知識なく行ってきま…

オードリー・ヘップバーンの言葉

すべての女性に贈りたい本です。 オードリー・ヘップバーンの言葉(山口路子氏 著、だいわ文庫、2016年8月初版) ふらっと入った近所の本屋で表紙買い。 いえ、正確には、手にとってぱらぱらとめくり、これは立ち読みではなく手元に欲しい、と衝動買い。 帯…

心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣

ワールドカップ2018 ロシア大会、昨日の 日本 vs セネガル戦、見応え ”半端ない” 試合でした。 いや、ほんとに、逞しかった! サッカー詳しくないので何も語れませんけれど、素人から見ていても、攻めも守りも、気迫を感じました。その昔、海外の選手に力で…

RETREAT 森と共に、歩む日々。

先日、株式会社森へ が主催する「森のリトリート(ライフ編)」に行ってきました。 リトリート(Retreat)は、直訳すれば、退却、撤退、引きこもる、逃げ込む、といった意味。また、re-treatと読めば、「再び、調える」とも読めます。普段の生活から一歩下が…

ライフ・レッスン

何度読んでも、あまりの真実の言葉に、背筋がぞくぞくする本です。 毎度、響く箇所が違うのは、きっと、人生のその時に学んでいるレッスンが違うから。 あるいは、以前の自分よりもちょっと成長して、書かれていることが実感を伴って腑に落ちるようになって…

LIFE SHIFT(ライフシフト)

ブームに一足もふた足も遅れて読みました。こういうベストセラーについて書くのはちょっと勇気がいります。 LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略(リンダ・グラットン氏、アンドリュー・スコット氏著) 正直なところ、読んだとき…

人生をいじくり回してはいけない

久しぶりの更新です。書きたいことは溜まる一方。 こんな本から徐々にペースを取り戻していきたいと思います。 人生をいじくり回してはいけない (水木しげる著) たまたまの通りがかりに、タイトルに惹かれて手に取りました。 ゲゲゲの鬼太郎のファンかと言…

幸福の経済学 The Economics of Happiness

年度末から仕事に遊びに趣味にと、慌ただしく過ごしていたら、あっという間にGWも終わり。前回の記事から2ヶ月も空いてしまいました。本は読めども、書く方が追いつかない。取り上げたい本がたまりつつも、映画の記憶が飛ばないうちに今回も観賞録です。 私…

息の跡 trace of breath

読書録、ときどき鑑賞録。 本日は映画「息の跡」の鑑賞録。 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市で、種苗屋を営む佐藤貞一さんについて記録したドキュメンタリーです。監督・撮影・編集:小森はるかさん。 もともと映画館に通う習慣はない私。昨年の春、…

キャリア・アンカー 自分のほんとうの価値を発見しよう

キャリア論の大家、MIT(Massachusetts Institute of Technology)スローン経営大学院のエドガー・シャイン教授が考案したキャリア診断ツール「キャリア・アンカー」を自分でできるワークブックです。 和訳は、シャイン教授に直接師事されたという、神戸大学…

野心のすすめ

刊行されたときに読みたいと思ったものの、手に取る機会なく今に至り、最近ふとそのことを思い出して読みました。 野心のすすめ(林 真理子著、講談社現代新書、2013年発行) 「野心が足りない」(第1章) 「いま、「低め安定」の人々がいくらなんでも多すぎ…

人生フルーツ Life is Fruity

読書録、、、ですが、ときどき鑑賞録が混じります。 親から「是非見てくるといい」と紹介されて、「人生フルーツ」という映画を見てきました。 テレビ、ラジオやCasa Brutusなどでも紹介されたりしているせいでしょうか、ポレポレ東中野という100席弱の小さ…

モモ

2017年になりました。 今年もよろしくお願いいたします。 相変わらずここみち(心の向くまま導かれるまま)で読みますので、毎度脈絡ないですが、新年1冊目は「モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」(ミヒャエル・…

ビジネスパーソンのライブ、写真の個展

読書録、、、なんですが、再び鑑賞録。 今月、友人がやっているバンドのライブと、以前に仕事でお世話になった方の写真の個展に行ってきました。 どちらも、平日は、グローバル企業でバリバリ働くかっこよいビジネスマンです。 ですが、音楽の腕も、写真の腕…

傷つくならば、それは「愛」ではない

ビジョン心理学を学んだ友人から教えてもらった本です。 まだ全部読み切っていませんが、いい本です。 「傷つくならば、それは「愛」ではない」(チャック・スペザーノ博士著、大空夢湧子氏訳。原題:If it hurts, it isn't love, Dr. Chuck Spezzano) 強い…

ザ・ステーク コーアクティブ・リーダーへの旅

正直なところ、紹介すべきか、せざるべきか、悩ましい本です。 ザ・ステーク コーアクティブ・リーダーへの旅(原題:The Stake: The Making of Leaders。Henry Kimsey-House & David Skibbins 著。CTIジャパン訳) 全ての方にお勧めしたい一冊なのですが、…