ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

起業1年目の教科書

書類を整理していたら、この本からコピーした1ページが出てきました。

昨年、会社辞めることを決めて、上司にも伝えた後のこと。

よく利用していたYahoo Lodge(現在コロナ対策で休館中)で、ある日、本棚にあったこの本が目にとまり、その日ソファに座って1冊読み切りました。

起業1年目の教科書」(今井 孝氏 著、かんき出版、2015年6月初版)

退職を決める前に読む本でしょうが、と自分で自分にツッコミ入れたくなりますが。

 

起業1年目の教科書

 

コピーして保存していたページは、あいにくページ番号が切れてしまっているのですが、第3章の中の、このタイトルのところでした。

起業1年目から成功する人は、お金以外で安心を手に入れる

 

ここらへんの言葉がとても刺さったのだと思います。

 

 起業の計画を立てるときに、知っておくべきことがあります。

 それは、人は本質的には、お金を求めているのではなく、「安心感」を欲しているのだということです。

 多くの人がお金を稼いでも安心感がそれほど得られません。不安な人は、いくらお金があっても不安なのです。

 「金融機関が破綻したら?」「国債が暴落したら?」「インフレになったら?」といくらでも悪いことが思いつきます。

 また不安な気持ちが相手に伝わると営業もうまくいきません。そして悪循環に陥るわけです。

 実際、「安心」はお金だけで獲得しようとすると、とても大変です。

 

それよりも、お金以外で安心感を得るほうが、よっぽど効率的で簡単です。

 

 それに、生きていくためにお金は必要ですが、かといってお金がなければすぐに死んでしまうわけではありません。

 銀行の預金残高がゼロになったとしても、それはコンピューターの記録上の話であって、なにか世界が変わるわけではありません。次の日になれば、いつものように日が昇るし小鳥がさえずっているはずです。

 そう考えると、「あなたが安心できるお金の額」は思ったより少ないのではないでしょうか?

 

 ゆったりした時間を過ごすためにも、家族のだんらんにも、充実感にも、そんなにお金はかかりません。もしかしたら、目の前の売上で、それほどカリカリする必要はないかもしれません。

 

いざ、独立1年目の今。

 

本当に、そうだなぁ、と思います。

 

そして、本当にのんびりしているおかげで、この本のタイトルにある「1年目から無理なく年収1000万稼ぐ」はまるで程遠いですが、それでも無事に生きていますし、充実感のある日々です。

 

この本から感じたこと、今日のPodcastでも話しました。

「独立後のリアル 第18回 独立に当たって何が安心につながるのか? byはっしー&けいこ」

こちらもよかったらお聴き頂ければと思います。

 

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起業1年目の教科書

起業1年目の教科書

  • 作者:今井孝
  • 発売日: 2015/11/13
  • メディア: Kindle版
 

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