読書録、時々、映画鑑賞録。
「50℃で生きる」(原題:Life at 50℃)
気候変動により気温が50度を超えた過酷な環境で暮らす人々を追ったBBC制作のドキュメンタリー映画。
ミライプラスが主催する渋谷区西参道の駒テラスでの映画鑑賞対話会「 SANDO CINEMAS 」で見てきました。
2021年製作/作品時間59分
撮影地:オーストラリア、ナイジェリア、イラク、クウェート、アメリカ、モーリアニア、カナダ
製作国:イギリス
監督:ギャヴィン・サ―ル
プロデューサー・監督:ナマク・コシュナウ
1時間にわたって、50℃で生きる世界の厳しさが描かれます。
山火事、枯れる井戸、砂漠化する農園、50℃に迫る都市。
一緒に見ていた小学生は、「怖い」と言っていました。
確かに、毎年じわじわと気温が上がっているのを日本で経験しているだけだと、猛暑で参った、熱中症に気をつけよう、という発想止まりですが、
生死に関わる映像を見ると、まさに、温暖化=怖いもの、という表現になるなと思いました。
映画は、アジアンドキュメンタリーズからオンラインでも見ることができるので、映像はそちらで見ていただくとして、
私自身は、この類のドキュメンタリーを見ると、どうしても無力感に襲われます。
温暖化は止めたいと思いつつ、夏の間に確実にエアコンをつける日は増えていて、自分の部屋を涼しくしながら、その排熱で地球を温め続けているこの矛盾に嫌気がさします。
冬になれば、部屋を温めるのは、涼しくするよりもさらにエネルギーを消費します。
この記事を書いている最中に消費している電力は、果たして必要なものなのか、など考え始めると、人間の生活なんて、できなくなりそうです。
アイスランドのようにすべてを水力発電と地熱発電で賄える国だったら、こんな悩みもないのでしょうが。(実際、現地の方は罪悪感なく電気つけっぱなしで、部屋もとても暖かかったです。)
環境、環境と叫ぶ人たちがたくさんの資源を使いながら会議をしている様も、なんだかなぁと思うこともありますし、
日々の努力をしたところで、地球上で起きているさまざまな争いで全部吹っ飛ぶ虚しさも感じます。
日本の、2030年度に温室効果ガスを2013年比で46%削減、2050年にカーボンニュートラル、というのはどれくらいの実現可能性なのだろうか、他国はどうなんだろうか、ともう少し勉強したくなります。
この記事は、こんな人が書いています。
今後のSANDO Cinemaの開催予定は、こちらから。