「育自のための小さな魔法」(略して「育自の魔法」)は、コーチ仲間でもある山口ひとみさん他が主催しているワークショップです。
数年前に、このワークショップのエッセンスを書籍化しようという企画が持ち上がった際、私も少額ながらクラウドファンディングに協力したお礼として、このノートを受け取っていました。
「もっと自分を好きになる 育自のための小さな魔法ノート」(NPO法人 育自の魔法 著、小鳥書房、2016年12月初版)
いつか、これがきっと役に立つだろうと思う人がいたらプレゼントしよう、と思って、使用せずに手元に置いたままでした。
今回、これを家族にプレゼントしようと思い、その前に、私も今一度ちゃんと中身を読んでみようと思って読みました。
想像していた以上に心が温まる内容で、多くの人が手に取られるといいなぁと、改めて思います。
「育自」とは
「育自」は、山口さんによる造語です。
ついつい子供や家族や仕事のことを優先してしまうけれども、もっと自分を大切にしよう、自分で自分を育もう、という願いが込められています。
周りの人を大事にすることは、もちろん大切。
でも、自分を大事にすることを忘れないでほしいのです。(p.4)
そして、その先に、「自分を起点に、世界を広げていくこと」ができるようになります(帯より)。
実際、周りを輝かせようと思ったら、自分が輝くのが一番の近道です。
あなたが生き生きと生きることが、そのように生きるって素敵だ、ということを周りに気づかせます。
そして、その人たちに、そのように生きていいんだ、という許可を与えることになります。
自分と向き合う時間
最近、「コーチング」というものが、自分の人生をよりよくするための機会として、随分と、認知度が高まってきました。
ここのところ特に急速にそうなった感じもあり、関心を示してくださる方も増えていると感じています。
一方で、いきなりコーチに問い合わせるのはハードルが高いとか、それなりのお金はかかるし、など、いざコーチをつけようと思うと、二の足を踏んでしまうことあるかもしれません。
そんなときには、まず、このノートをオススメしたいです。
この本は、タイトル通り、ほとんどの部分がノートとなっています。
本書の帯の言葉を借りれば、「大人の自由帳」。
私たちプロのコーチもセッション中でよく使う、様々な問いが用意されており、その後に都度、自由記入欄が用意されています。
可愛いイラストと、優しい言葉とともに、楽しく暖かい気持ちで、自分と向き合うことができると思います。
1冊終わる頃には、自分受容が進み、好きなものがわかり、将来を描く楽しみを見つけていると思います。
育児よりも育自、というと、女性に適したものというバイアスが一瞬頭をよぎるかもしれませんが、男性にもきっと役に立ちます。
最近、女性の方が、仕事も育児も自己成長もと、どんどん意欲的になっている一方、
男性の方が、家計を支えなくては、子育てしなくては、と自己制限的な思考・行動になりがちであるように感じることが多々あります。
私たち全員が自分を大事にしても成り立つ世界があることを、ぜひ知って頂きたいです。
お値段がお手頃なのも嬉しいです。
多くの方に、この本が届きますように。
ワークショップも、是非どうぞ。
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