読書録、時々ドラマ観賞録。
緊急事態宣言でどこもかしこも閉まっているGW、ドラマや映画のニーズも高いのでは。
最近見た中でオススメのドラマです。めちゃくちゃ面白かった。
「コタキ兄弟と四苦八苦」(主演:古舘寛治, 滝藤賢一, 芳根京子、テレビ東京オンデマンド@Amazonプライム)
滝藤さんが大好きなので、そこから見始めたのですが、古舘さんも素晴らしかった。
このお二人のコンビが素晴らしかった。
生真面目すぎる兄(古舘さん)とテキトーすぎる弟(滝藤さん)が、「レンタルおやじ」としてバイトすることになり、毎回の依頼人の人生に関わりながら、いろんな経験をしていくお話。
「喫茶シャバダバ」を舞台に進む全12話。
四苦+八苦=12の苦をテーマに1話ずつ完結。
なのだけど、その12話もつながっている。
全話の構成もよく考えられてるな〜と思いました。
ゆるい中に、ものすごく大事なことを言っていて。
コミカルでもあり、シニカルでもあり。
正論はわかってる。
どうすべきなのかは、わかってる。
どうすべきではないのかも、わかってる。
頭では。
常識的に考えれば。
だけど、そうできないから、そうせざるを得ないから、困ってる。苦しんでる。
私たちみんな、多かれ少なかれ、そうやって生きている。
傍目には、悩みゴトなんてないさ、なんていう風に振る舞いながら。
人生なんて、所詮、虚構かもしれない。
でも、そんな毎日を、一生懸命生きている。
人それぞれの事情を背負って生きている。
そういうどうしようもない人間に対する優しい目線を感じるドラマです。
きっとほっこりします。うるっともします。
自分にも人にも優しくなれるドラマだと思います。
多くの人に見て頂きたい。
コーチは、要は「レンタルおやじ」 なんだな、とも。
1回1,000円はちょっと安すぎるけど。
いろんな人の人生の本質的な部分を聴かせて頂けることは、本当に尊くて。
改めて、自分の仕事が好きだなぁとも思いました。
サウンドトラックもいいです。
オープニングの、Creepy Nutsのヒップホップ「オトナ」に合わせて、喫茶シャバダバで3人が踊るシュールな映像は、ヤミツキになります。
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