社会的な作品が続いてしまっていますが、友達に誘ってもらって、映画「こどもしょくどう」(主演:藤本哉汰、鈴木梨央、監督:日向寺太郎氏)を見てきました。
こども食堂で起きるいろんなこと、という映画なのかと思っていたら、こども食堂ができるまでの物語でした。
正直、少し不自然さを感じる場面もあり、引き込まれきれなかったところはありましたが、こどもの置かれる環境というのを考えさせられました。
家は世界最小のシステム。
その環境や世界観は、なかなか外からは見えません。
学校に来てしまえば、クラスメイトが家ではどんな暮らしをしているのかなんて、積極的に知ろうとしなければわからないだろうと思います。
知ったところで、介入には勇気がいります。
また、周囲が助けたくてもこども自身が
自分が小学生だった頃、自分のクラスメイトにも実はとても苦しい家庭環境の人もいたのかもしれない、と思ったりしました。
映画の中で一番響いたのは、エンドロールと共に流れる、主題歌「こどもしょくどう」。
俵万智さんが作られた歌詞と、映画にも出演している古川凛ちゃんと田中千空ちゃんの元気な歌声が、とても心に残りました。
たべることは、いのち。たべることは、つながり。
たべることは、いのち。たべることは、ぬくもり。
たべることは、いのち。
主題歌「こどもしょくどう」より。
こども食堂は、もう全国に2,000ヶ所以上もあるのですね。
孤食が淋しいのは、いくつであっても同じこと。
世代に関わらず、寄って食べることができる場所がある社会はいいなと思います。
東京ですと、明日からはヒューマントラストシネマ有楽町にて。