1冊目が面白かったので、次に進みました。
今度はお金の話。
「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」(水野敬也 著)
芸人を目指す主人公がガネーシャに出会い、人生を変えてゆく物語。
構成は第1巻と同じで、ガネーシャの出す課題を、読者も一緒にやっていく形です。
貧乏になる人の特徴、というのが、なるほどなるほど、と反面教師になります。
1巻目を読んでいるからわかる面白さみたいなところもあるので、シリーズ最初から読むのがおすすめ。
今回もとても面白く、役に立つ内容 x エンタメの素晴らしい掛け合わせ。
ベストセラーは、やはりベストセラーになるだけの理由がありますね。
ガネーシャ・ファンの私としては、釈迦と貧乏神のシーンが多めだったので、もう少しガネーシャを登場させて〜などと思ってしまいました。
ちなみに、この第2巻は、本で読むのではなくAmazonのaudibleで聴きました。
朗読(岩崎了さん)が素晴らしくて、引き込まれるし、読書というより落語でも聴いているみたいでした。
Audible で聴く夢ゾウシリーズ、すっかりハマってしまって、全部読むつもりです🐘
Audibleはこちらから。月額1500円で聴き放題。最初はちょっと高いような気もしたけど、試してみたら、何かをしながらでも読書ができる素晴らしい手法。1ヶ月に何冊も読めます。ハリー・ポッターの風間杜夫さんも素晴らしかったです。
以下は私の備忘録。
おことわり:Amazon audibleで聴いたので、漢字や仮名遣い、句読点は、原文と異なる可能性があります。
会社に勤めてみて、わかったことがある。それは人間にとって一番怖いのは、将来が見えないことじゃなくて、将来が見えてしまうことなんだ。
「人間の赤ちゃんが、なんでこんなに何もでけへん状態で生まれてくるか知ってるか?」
「それは....(中略)どんな環境にも適応できるようになるためだ、と聞いたことがあります」
「そうや。(中略)赤ちゃんはなぁ、最初は何にもでけへんからこそ、どんな存在にもなれるし、どこまででも成長していくことができる。何もでけへんから可能性は無限大なんや。」
希望というのは、消えたり現れたりするものじゃなくて、この街のネオンのように、いつもそこで光っていて、自分さえその気になればいつでも見つけられるものなのかもしれない。
「自分、わしと最初におうたときにゆうてたやろ。僕には才能がないて。そやったら、それを一番の強みにせぇ。自分に才能がない思うんやったら、お客さんの意見聞いて、直して直して直して直しまくるんや。そしたら必ず天才を超えられる日が来るからなぁ。」
「なぜ職を失うことが苦しいのか。それは自分だけが苦しんでいると考えるからだ。しかし、周りを見てみなさい。多くの者が職を失って苦悩している。(中略)今職を持っている者たちも、また同じように、いつか収入を失うかもしれないと、怯え苦しんでいるのだ。苦しみを持たない人間はいない。そのことを決して忘れてはいけないよ」(釈迦)
不安になったとき、僕はすぐにそこから逃げ出そうと考えてしまう。でも逃げようとすればするほど、不安は大きくなっていく。そうではなく、思い切って不安の中に飛び込んで、自分のできる限りのことをしていると、不安はまるで幻だったかのように消える瞬間がある。
不安に実態はない。自分の不安に対する姿勢が不安の大きさを決める。だから、僕みたいに不安を感じやすい人間は、不安を感じたときこそ、前に出なければならないんだ。
ガネーシャの課題:失敗を笑い話にして人に話す。
「自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。いい人ではいられなくなります。でも、そうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくこと。それが成功するための秘訣なのです。」(貧乏神=金無幸子)
「何かを手に入れるということは、何かを手放すということです。そして、何かを手放す覚悟のない人が成功することはありません。」(貧乏神=金無幸子)
大事なのは、たくさんの人に見られることじゃない。たくさんの人を喜ばせることなんだ。
「私にとって6年間の苦行は全く意味のないものだったのでしょうか。(中略)蓮華が清らかな高原や陸地ではなく汚い泥の中に咲くように、迷いを離れて悟りがあるわけではありません。迷いの中に、悟りの種はあるのです。」(釈迦)
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