「面白いもの見つけた」と、母がくれた本。
「けろけろけろっぴの『徒然草』 毎日を素敵に変える考え方」(朝日文庫編集部、2015年8月初版)
1ページに、1つのキーメッセージと、1枚のイラスト。
メッセージは、兼好法師の全243段からなる「徒然草」の一部を、現代語に意訳したもの。
各ページごとに異なる表情を見せるけろけろけろっぴが可愛くて、見ているだけで和みます。
徒然草といえば、高校受験のときに作者とタイトルを暗記したきり。
「つれづれなるままに」の先は、読んだことはなく、
中身はこういう内容だったのか、と知りました。
1300年代に書かれたとされる文章からは、当時の世の中や人間関係などが垣間見えます。
と同時に、それはほとんど、今の時代もそのまま適応できるものばかり。
今の私たちがブログで書いたりしていることなど、ほとんどすべて先人が語ってくれている。
技術は進歩しても、人間そのものは何も変わっていないんだなぁと思わされます。
一人の時間だからこそできることもある。積極的に「孤独」になろう。(p.49, 第75段)
完璧すぎるより、未完成のほうが面白い。(p.55, 第82段)
ずっと同じ場所にいると気づかないことがある。相手の立場で考えてみよう。(p.63, 第98段)
など。
ちょっと面白かったのは、当時の社会が垣間見えるような、このあたり。
不確かな情報やウワサは軽々しく口にしない。(p.52, 第77段)
内輪受けはマナー違反。みんなが楽しめる話題で盛り上がろう。(p.53, 第78段)
TwitterやLINEなどがない時代からも人は噂話が好きで拡散するし、内輪で盛り上がってつながりを確認するようなことをしてきたんだなと感じます。
本書で短い抜粋を楽しめますが、全体も読んでみたいなぁという気持ちにもなりました。
と思って少し調べかけたら、全段を原文とともに現代語訳しているウェブサイトを発見。
本書(けろけろけろっぴ)はかなりの意訳なので、こちらで原文を一緒に見ながら読む、というのも面白そうです。
サンリオ x 哲学 のシリーズのようで、他にも「ハローキティのニーチェ」、「マイメロディの『論語』」、「ポムポムプリンの『パンセ』」など、いろいろあるようです。
有名な本をライトに知りたい、というときにどうぞ。
サンリオキャラクターは、海外の方にも人気なので、日本語勉強中の外国の方などにもプレゼントにもなるかもしれません。
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