ここみち読書録

プロコーチ・けいこの、心の向くまま・導かれるまま出会った本の読書録。

こどもの視展

読書録、時々、展示鑑賞録。

青山一丁目は伊藤忠商事のあたりを歩いていたら、目に入ってきた企画展。

気になって覗いてみましたら、とっても面白かったです。

パパ・ママにオススメ!!!

こどもの視展@ITOCHU SDGs STUDIO

 

 

www.itochu.co.jp

主催:ITOCHU SDGs STUDIO
協力:こどもの視点ラボ
期間:7月22日(金)~9月19日(月・祝)
会場:ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)
料金:入館料無料
開催時間:11:00~18:00
休館日:毎週月曜日(休日の場合、翌営業日)

 

「こども視点での体験を通して、こどもとの暮らしや社会の在り方について考える体験型展示」となっていますが、

「視点」だけではなく、「感覚」も感じられます。

 

赤ちゃんになって頭の重さを体験してみたら?
2歳のこどもになって1L牛乳パックを持ってみたら?
小学生になってランドセルを背負ってみたら?
こどもになって大人に怒られるってどんな気分?

赤ちゃんの頭は、大人に換算すると約21kg。そりゃ、寝返りも大変だ。
大人が容易に掴める牛乳パックは、こどもの手のひらの4倍以上。そりゃこぼすわ。
こどもの目線で大人を見ると、大人は4m級の巨人。真上から怒りの形相で見下ろされたら、そりゃ、怖いわ。

こんなことを、体験・体感できます。

 

とても印象的だったのが、「こどもは1日の”できごと”の数が、大人より圧倒的に多い」ということ。

大人は、1日のうちに、食事か仕事か家事か休憩時間か、くらいにしか区分しないのに、
こどもは、あそびの時間の中に沢山の種類の「できごと」があり、ごはんも、お風呂も、その中にいろんな「できごと」が入ってる。

実はこどもたちの時間感覚は、時計ではなく、「できごと(新鮮な体験)」の数で計られています。子供時代の方が1日を長く感じた理由もそこにあるようです」

「人間は多くのイベントを体験した記憶があると、その期間は充実した期間として思い出されやすいのです」

という解説には、なるほど〜!確かに〜!と深く頷きました。

大人になると、慣れ親しんでしまった「できごと」は大きく一括りにしてしまうのですよね。

「砂を触る」「穴を掘る」「山を作る」だったものが、いつしか「砂場遊び」になり、
「新しい食べ物を見る」「匂いを嗅ぐ」「さわる」「話す」「こぼす」「歌う」「フォークで遊ぶ」「泣く」などの集合体だった時間が、いつしか「食事の時間」になる。

同じことをやってみても、その体験の厚みが違う。

海外旅行などでは、大人も、一度は一括りになっていた体験(例:電車に乗る)も、方法がわからなかったり、予想外だったり、思い通りにいかないことで、いろんな「できごと」を経験することになり、だから、たかだか電車に乗るということだけでも、とても沢山の体験が詰まった冒険やイベントになりうるのだなと思いました。

 

愛らしさとユーモアを感じられる小さな企画展です。

 

会場でも流れているこの動画と音楽が可愛らしいので、ぜひみてみてください!

www.instagram.com

 

こういうものに出会えるから、寄り道・散歩はいいですね。

 

展示会情報:

www.itochu.co.jp

主催:ITOCHU SDGs STUDIO
協力:こどもの視点ラボ
期間:7月22日(金)~9月19日(月・祝)
会場:ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)
料金:入館料無料
開催時間:11:00~18:00
休館日:毎週月曜日(休日の場合、翌営業日)

 

関連サイト:

ウェブ電通報 | 「こどもの視点ラボ・レポート」

dentsu-ho.com

 

関連する本:

 

www.cocomichi.club

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